~排便のメカニズムと便秘の原因~

排便のメカニズム

そもそも便秘とは、排便が3日以上すっきりと出ず不快な状態を指します。


しかし毎日出ていてもカチカチの硬便が少しずつでは便秘ですし、この状態が続くと食欲がなくなり、腹痛が

起きます。

2~3日に1回でも健康なバナナウンチですっきり感もあり、食欲もあるようであれば便秘とはいえません。


大事なのはいかに自分にとって(子ども、赤ちゃんにとって)快適に排便できるかです。

排便は、食事・運動・精神面の影響を受けやすいといわれています。

大腸内の便は結腸のぜんどう運動により肛門へ向かって動いていきます。

便が直腸に入ると刺激が大脳に伝わり便意となります。

トイレに行き排便の準備が整うと大脳から排便の指示が出されます。このとき蠕動(ぜんどう)運動が増加

し、便が出るのを助ける反射がおこります。

排便反射は副交感神経優位時に活性化し、交感神経は抑制的に働きます。


つまり、私たちが外出時、旅行など、いつもと違う、緊張する場面などのストレスの掛かる時は便秘になりや

すく(交換神経優位状態)、外出先や旅行から帰り我が家のトイレに入った時や緊張場面を過ぎほっとした時

に排便がスムーズになる(副交感神経優位状態)というような、日常の生活の中で頻繁におこっている現象です。


つまり緊張場面が多い人、ストレスが多い人は便秘になりやすいのです。

さらに便意を我慢をすると、排便抑制の刺激が骨盤神経、陰部神経に伝わり、肛門括約筋を緊張させ便意は消

失してしまうのです。


排便を我慢する機会の多い人は、やがて機械的な刺激によって便意を感じにくくなり、慢性便秘症になりやす

くなってしまいます。高齢者や女性の便秘は、これらの経緯で発生した弛緩性(しかんせい)の便秘や直腸性

の便秘が多いといわれています。外出先で便意があるからといってトイレへ行くのも行きにくい場合もありま

す。


子どもも同様。「学校のトイレではしたくない」「おうちじゃないとできない」また、トイレットトレーニン

グの頃の2~3歳の子どもも同じです。「ウンチすると痛いからしたくない」


本来、便意があればすぐトイレへ行くべきなのですが、行きにくいという気持ち自体が大きなストレスであ

り、慢性便秘のもとなのです。

私たち人間は生活している上でどうしてもストレスがかかります。

ストレスといかにうまく付き合っていけるかも大切です。